留学生のホンネ

「人からお互いに学び合うことが大切」教師になるために渡豪

人からお互いに学び合うことが大切

こう語ってくれるのは現在シドニー工科大学(UTS)に1年間交換留学をしている井手昭博 (いであきひろ)さん。将来の夢は教師になることで今回の留学では教育先進国であるオーストラリアの多民族国家ならではの様々な価値観や文化を学ぶために来ました。今回は現地での留学の様子についてインタビューさせて頂きました。

プロフィール
1994年生まれ。鹿児島生まれ、広島育ち。
鹿児島大学教育学部在学。現在シドニー工科大学(UTS)に1年間交換留学中。
シドニーでNPO団体と協力し、言語交換イベントなど日本語や日本の文化の魅力を広める活動へ従事。

留学知恵袋編集部(以下:留学)昭博さんのご経歴について教えてください!

井手昭博 (いであきひろ)さん(以下:昭博さん)
僕は鹿児島県で生まれ、5歳の時に広島県に移り住み、高校を卒業するまで住んでいました。大学は鹿児島大学に入学し、4年間教育を勉強して、現在は交換留学生としてシドニー工科大学(UTS)に留学しています。

留学:シドニーへの留学を決断した理由は何ですか?

昭博さん:理由はたくさんあります。英語力を上げながらオーストラリアの教育を学びたい、多民族国家で様々な価値観や文化、国籍を持つ人々と出会い交流したいと思いました。
しかし一番最初のキッカケは、大学3年目の時でした。小学校教育実習が終わった際に、学校の先生になりたいという思いが強くなったと同時に先生になる自信がなく、今のまま先生にはなれないと思いました。悩みながら自分に自信をつけるために何ができるかを考えた結果、留学をすると決めたのが最初のキッカケです。

留学:教育を学ばれているそうですが、日本とオーストラリアの教育の違いを感じることはありますか?

昭博さん:まだオーストラリアの教育について学ぶことがほとんどできていませんが、教育学部の友人と教育の話をしたり、教育実習の資料を見せてもらうことを通して違いを感じることがあります。例えば、日本の教室では一般的に机を一律に黒板に向かって並べる学習のスタイルがとられていますが、オーストラリアではこのようなやり方はあまり使われず、近くの人と机をくっつけてすぐ相談ができるようになっていたり、また床に座って授業を行ったりなど、日本の一般的なスタイルとは少し違っているようです。また日本にある道徳の授業もオーストラリアにはなく、その他の授業や学校生活を通して子どもたちはそれらのことを学んでいくそうです。そして、学校によるとは思うのですが、家庭向けのプリントが英語表記だけでなく、中国語、韓国語、そして日本語でも書かれてました。人々や子どもたちのために様々な言語に合わせた取り組みがなされていると感じ、日本との違いを感じました。実際に学校に訪問したり、授業を観察したりすることがまだできていないので、残りの留学期間でその違いを実際に見てみたいと思っています。

留学:日本語や日本文化を広める活動は積極的に取り組まれてますが、始められたキッカケは何ですか?

昭博さん:鹿児島で若者育成・留学生支援のNPO団体「響」のメンバーになったことが最初のきっかけです。響での留学生への日本語支援や国際交流パーティー、留学生と英語で交流する英語deコミュニケーション、6カ国の留学生たちに自国の文化を紹介してもらう異文化理解イベントなどを通して、自分の知らない外国の文化を知り、また自国の文化を留学生に伝えながら国際交流する楽しさを実感しました。

NPO響のサイト;https://hibiki.school.tm/


〜The Sydney Japanese Festivalでけん玉を紹介している様子〜

留学:現在活動されている日本文化を広める活動はありますか?

昭博さん:現在Japanese Foundationさんに協力して頂き、3月に日本文化であるけん玉をオーストラリアの方々に体験してもらうイベントを実施しました!当初は人が来てくれるのか不安な気持ちでいっぱいでしたがやってみたら大盛況で本当にやってよかったと思いました。

留学:留学を通して変わった価値観はありますか?

昭博さん:色んな人たちと出会い、話をする中で自分の考え方が少しずつですが変わってきているように思います。今までは人と比べて落ち込んだり、人のことを気にして自分の意見を言わなかったりしていました。しかし、シドニーにいる日本人や、ローカルの人々、また留学生など色んな方々と関わる中で、人と比べるよりも自分がどうありたいかを考えること。また、自分がどうしたいのか、どう思っているのかを考えて、伝えることも大切であることに気付きました。


〜「敬語」に関するdiscussion eventを主催したときの様子〜

留学:今まで経験された挫折はありますか?

昭博さん:僕は留学をすると決めてからたくさん失敗、挫折をしています。トビタテ留学JAPANという奨学金プログラムに2度挑戦しましたが、どちらも1次試験不合格でした。またシドニーでの留学が始まってからも、IELTSテストに2回失敗して、教育学部の講義を受講できなかったり、シドニーの小学校に訪問して学校観察することも、メールで何度も断られ未だに実現できていません。目標としていたことが何もできていないことに対して自分に憤りを感じることが多々ありますが、現在は無理をしすぎず、自分ができることをまずしていこうと考えています。

留学:昭博さんが大切にされている言葉はありますか?

昭博さん:「一期一会」という言葉を僕は大切にしています。この言葉は意味が2つあります。1つは人との出会いを大切にするという意味です。僕は家族、友達、先生、留学生などたくさんの人たちのおかげで、今自分のしたかった留学ができています。留学のみならず、多面的に支えられています。出会いが今の僕を導いてくれたと確信しているので、これからの人々との出会いを大切にしながら、今度は自分がその人たちのためにできることをしたいと考えています。
もう一つの意味は、家族や友達など普段当たり前のように会う人たちとの時間を大切にするということです。留学前に当たり前のように会えていた家族や地元の友達の存在の大切さに、留学が始まって改めて気づきました。またシドニーでできた友達が帰国する時にも毎回同じことを実感しているため、毎日意識できている自信はありませんが、普段の生活から人との時間を大切にしたいと考えています。

留学:あきさんの夢について教えてください。

昭博さん:僕の夢は子ども1人1人の個性を伸ばすサポートをしながら、子どもと共に学び続ける先生になることです。また今まで僕は本当にたくさんの方たちに支えられてきたので、自分も周りの人たちを支えることのできる人になることも夢の1つです。


〜響のメンバーでCross Cultural eventを行ったときの様子〜

留学: 最後に、若者に向けたメッセージをお願いします!

昭博さん:僕はずっと失敗を恐れて挑戦をためらっていましたが、周りの人たちの支えのおかげで初めて挑戦でき、その中で分かったことや、失敗をして学んだことがたくさんあります。挑戦しなければそれらに気付けなかったし何も進歩がなかったと思うので、やらないよりもやったほうが得られるものが多いと自分の経験から感じています。小さなことからでもいいので、やりたいけど自分にできるかなと不安に思っていることがあったらぜひ挑戦してみてください。

あきさんのような素晴らしい留学生活を送りましょう!

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