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オーストラリアの先住民アボリジニとは?文化・歴史・治安の問題まとめ2018年版

柴犬くん
柴犬くん
オーストラリアの先住民のアボリジニについて知りたいワン!
知恵袋先生
知恵袋先生
アボリジニについては様々な話がネット上にありますが、あまり体系的にまとまっていませんよね。この記事ではなるべく現地の英語の最新情報を和訳してまとめてお送りします。

オーストラリアの先住民であるアボリジニ。

現在のオーストラリアでは人口の約2%がアボリジニであるといわれています。

「アボリジニ」は差別的な響きがあるため、現地ではアボリジナルやオーストラリア先住民といった呼ばれ方をされるようになりました。

しかし、日本語での表現では「アボリジニ」という表現が広く使われているため、この記事では「アボリジニ」という表記にて紹介させて頂きます。

アボリジニの歴史

アボリジニの文化

アボリジニによる治安の悪化について

それでは早速見ていきましょう。

アボリジニとは

アボリジニとはオーストラリアの先住民のことを指します。

アボリジニAborigine)は、オーストラリア大陸と周辺島嶼タスマニア島など。ニューギニアニュージーランドなどは含まない)の先住民である。イギリスを中心とするヨーロッパ人たちによる植民地化の以前からオーストラリア大陸やその周辺諸島に居住していた先住民の子孫たちである。オーストラリア先住民という場合はトレス海峡諸島民を含む。

「アボリジニ」に差別的な響きが強いうえ、言語集団が分かれていたオーストラリア先住民の多様性への配慮から、近年のオーストラリアでは呼称としてほとんど使われなくなった。代わりに現在ではアボリジナルアボリジナル・ピープルアボリジナル・オーストラリアンAboriginal Australians)またはオーストラリア先住民(オーストラリアせんじゅうみん、英語Indigenous Australians)という表現が一般化しつつある。

参照:Wikipedia

アボリジニの歴史

オーストラリアの先住民族であるアボリジニは、5万年以上前からオーストラリアに存在していたと言われています。

ヨーロッパから白人が来る前は約700部族、75万人ほどのアボリジニがオーストラリア全土に渡り生活をしていました。

言語も部族ごと様々な言語が用いられており、約250言語ほど使われていたといわれています。

アボリジニは狩猟・採取民族で、農業を行わないことが大きな特徴です

独特の文化を形成し、一定のなわばりを移動して暮らしながら自然と共存し生活していました。

しかし、白人によって土地、生活の場、命を奪われました。

白人による殺害や、ヨーロッパから持ち込まれた性病・感染症により75万人いた人口はみるみると減り、6万7000人まで減少しました。

タスマニア州では1876年に絶滅しました。

アボリジニ迫害の理由

アボリジニは狩猟・採取民族で、独特の文化を持っています。

その文化は白人や我々日本人にとっても理解に苦しむものが多いのも事実です。

意味もなくうろついてる
農業をしない
文字をもたない
法律がない
裸同然の恰好をしている

そういった野蛮人であるというレッテルを貼られました。

イギリス人の探検家、ジェームス・クックが1770年、既存の住民と交渉することなくオーストラリアの東海岸を英国領であると主張をしました。

その後、1788年1月26日にSydney Coveで正式に植民地化しました。

1月26日は現在のオーストラリアの国民の日、オーストラリアンデーです。

この日から、イギリスの植民地化を進めるため、先住民であるアボリジニーの大量虐殺が各地で始まりました。

迫害と保護政策「盗まれた世代」

盗まれた世代(ぬすまれたせだい、英: Stolen Generations)とは、オーストラリア政府や教会によって家族から引き離された、オーストラリア・アボリジニとトレス海峡諸島の混血の子供たちを指すために用いられる言葉である。1869年から公式的には1969年までの間、様々な州法などにより、アボリジニの親権は否定され、子供たちは強制収容所や孤児院などの施設に送られた。「盗まれた世代」は、1997年に刊行された司法大臣の報告書 “Bringing Them Home”によって、オーストラリアで一般的に注目されるようになった。報告書によれば、1910年から1970年にかけて、アボリジニおよびトレス諸島民の子どもたちのうち10~30パーセントが、強制的に親から引き離され、多くは、性的、肉体的、精神的虐待を受けていた。「盗まれた世代」の問題が実際にあったのか、またどの程度の規模だったのかは、いまだに議論が続けられている[5]

2008年2月13日に、オーストラリア政府は「盗まれた世代」に対して、初めて公式に謝罪した。ラッド首相は政府および国の代表として、議会で謝罪した。[6]

参照:Wikipedia

ヨーロッパ政府の植民地に対する先住民同化政策で歴史を遡るとしばしば目にするものです。

イギリス政府(後のオーストラリア政府)はアボリジニの女性から生まれた子どもを出産後、母親からすぐに取り上げて白人家庭の元で育てさせるという政策です。

これにより、アボリジニの子ども達は親から文化を継承せずにイギリス人化すると考えられていました。

しかし、この制度はただアボリジニの子どもを先祖から引き離し、イギリス人文化に馴染ませるためだけのものではありませんでした。

上記のWikipediaの文章に「多くは、性的、肉体的、精神的虐待を受けていた」といった紹介がありますが、アボリジニを引き取る親のほとんどは女児を好みました。

なぜ女児を好むのか、想像に難くないですよね。

男児の場合、地域によっては何の役にも立たないということで生まれた直後 近くの壁にたたきつけてしまうことも少なくなかったようです。

これらの事実は2008年まで公けに語られることはありませんでした。

アボリジニの現在

その後、保護政策によってアボリジニの人口は少しずつ回復しました。

今では混血の人も含め、アボリジニを自認する人は50万人ほどいるといわれています。

現在、オーストラリア政府は先住民との和解を進めていますが、文化的な違いが大きいこと、昔の迫害の件から、難航しています。

アボリジニの文化

アボリジニ文化は、地球最古の生活文化のひとつといわれています。

アボリジニの文化の最大の特徴は、自然との共存です。

共存というよりは一体化に近いものでした。

自然と大地を崇拝し、太陽、月、渓谷、岩、川、滝、そして動物たち。

これら自然そのものが彼らにとって神聖なものとされています。

そして自然界には精霊が存在し、この精霊こそがすべてを創造したと信仰しています。

エアーズロック登頂禁止の背景

オーストラリアの先住民はこの岩を「聖地」として崇めています。

頭に銃を突きつけられているようだった

オーストラリアに暮らすアボリジニであるSammy Wilson氏の言葉です。

彼らは2019年の10月26日からエアーズロックの登山を全面禁止することに成功しました。

ウィルソン氏は発表で、「もし私が海外に旅行し、神聖な場所だとの理由からアクセス制限が求められるならば、私はそれを尊重し、そこに入りません」などとコメントしました。

詳しくはエアーズロックについて専門的にまとめた記事を公開します。

世界最古の管楽器「ディジュリデュ」

アボリジニが1000年以上前から儀式で用いている「ディジュリデュ」は世界最古の管楽器の言われています。

地の底に響くような音にはヒーリング効果もあり、儀式だけでなく病気の治療などにも利用されてきました。

オーストラリアでも有名観光地へ行くとアボリジニの生演奏を楽しむことができます。

「ディジュリデュ」は男性が作ったものとされており、女性が触るとNGなケースがあるため注意しましょう。

アボリジニアートはお土産にも最適

アボリジニは文字を持たないため、絵で表現することが多く、「アボリジニアート」という形で多くの人達に愛されています。

代表的なものでは点描を用いた「ドット・ペインティング」というものがあります。

有名な洞窟壁画やロックアート(岩壁画)、点描画は芸術的な美しさを持ちながら、アボリジニ伝わる物語を表しています。

日本の京都では木刀のお土産がありますが、オーストラリアではアボリジニが狩猟で使用していたブーメランが人気のお土産です。

ブーメランにもアボリジニアートが施されています。

他にもさまざまなお土産がアボリジニアートで飾られているため、興味のある人は見てみてください。

現在のオーストラリアとアボリジニの関係

オーストラリアでは建国200周年を迎え、ようやく「ヨーロッパ文化もアボリジニ文化も対等である」という考えが広まっていきました。

オーストラリア政府は過去の過ちを反省し、今ではアボリジニを尊重しています。

単にアボリジニの人々を保護するだけではなく、「歴史の語り部」として、彼らに役割を与えています。

彼らは自分たちの歴史に誇りを持ち、オーストラリアで生活することができています。

アボリジニによる治安問題

多くのアボリジニは日本でいう生活保護のような援助を政府から受けています。

そのため、日中やることがないアボリジニは酒やドラックに溺れているケースがあります。

アボリジニは遺伝子的にもともとアルコールに強くない等所説ありますが、こういった酒やドラックを摂取したアボリジニと市民の衝突がしばしばあります。

彼らの居住区は政府から提供されているため、危険な地域もある程度分けられています。

詳しくはオーストラリアの治安の記事を見てみてください▼▼

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まとめ

柴犬くん
柴犬くん
アボリジニとオーストラリアとの関係…奥が深いワン。
知恵袋先生
知恵袋先生
この記事ではあくまでも触りを分かりやすくまとめてみました。このテーマは調べれば調べるほど深いのでレポート用の資料をお探しの方は英語の原文から検索することをおすすめします。

 

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