半年間ほど、がっつり英語を勉強したい!でもワーホリビザだと4ヶ月までしか通えないみたいだね。。。
学校へ長く通いたい人たちのために学生ビザというビザがあるよ!
オーストラリアにワーホリや留学をするためには「ビザ」が必要になります。
ワーホリの場合はワーキングホリデービザというビザで滞在することになります。
ワーホリビザの場合、年齢制限や学校へ通える期間は4ヶ月までなどのルールがあります。
そのため、対象年齢以外の方や、長期間なにかを学びたい人のために用意されているのが学生ビザです。
この記事ではオーストラリアの学生ビザの制度やルールについて紹介していきます。
オーストラリアの学生ビザ制度やルールについて
それでは早速みていきましょう!
オーストラリアへ行くために必要な準備は全てこちらの記事で紹介させて頂いております▼▼
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オーストラリアの学生ビザ制度について
学生ビザは、オーストラリアの教育機関(語学学校、TAFE、専門学校、大学等)へ、3ヶ月以上の留学する場合のビザです。
政府認定校のコースをフルタイム(週20時間以上)で受講することを条件とし、就学期間内にオーストラリア国内に滞在する資格を得ることができます。
パートタイムや通信制のコースは条件外で、フルタイム受講の場合も一定の出席率(80%)を保つ必要があり、
この条件がクリアされていない場合、学校から移民局へ通達され、学生ビザがキャンセルされる恐れもあるので注意が必要です。
学生ビザの申請基準は厳しくなっている?
オーストラリアの学生ビザの申請基準は年々厳しくなってきています。
いくつか理由がありますが、そのうちの一つが移民問題です。
日本人は少ないですが、中東やアジア圏の人達が学生ビザを利用して移住目的でオーストラリアへ滞在しているという問題があります。
オーストラリアにもともと住んでいる人たちはあまり働かない性質の人が多く、近年は移民に仕事を奪われていました。
そういった事情から永住権までのスパンが今まで以上に長くなり、学生ビザで滞在を伸ばす人が増え、審査の工程も昔以上に厳しくなってきています。
オーストラリアの学生ビザの申請条件
- 年齢制限は6歳以上
- オーストラリア滞在中に十分に生活できる資金を所持していること
- 入学先の教育機関が政府認定校(CRICOS登録校)であること
- 人物審査及び健康診断の条件を満たしていること
- 入学手続き後に発行されるCOE(入学許可書)を所持していること
- 学生ビザの規則を理解していること
- OSHC(Oversea Students Health Cover)と呼ばれる海外留学生保険に加入すること
- Genuine Temporary Entrant(GTE)の条件を満たす
ワーキングホリデービザは2019年4月からどのくらいお金を持っているのか残高を証明することが義務化されましたが、学生ビザの場合は「十分な資金の用意がある」と表明すれば必要書類を用意する必要などは特にありません。
また、学校を選択する際には、政府認定校のCRICOSコードが振り分けられているコース入学しなければなりません。
同じ学校であってもコースによってはCRICOSに認可されていない場合があるので必ず確認しましょう。
ワーキングホリデービザ残高証明についてはこちらで詳しく紹介しています▼▼
オーストラリア移民法が定める学生ビザのルール
オーストラリアで発行されるビザにはそれぞれ制限やルールが設けられています。
- 就学期間:12週間以上
- 政府認定校のコースに在籍すること
- フルタイムコースを修学すること
- 出席率80%以上
- 学校より与えられる課題を提出しクリアすること(専門学校や大学など)
- 海外留学生保険(OSHC)に加入すること
- 学業成績を平均以上に保つこと
- 同一コースを 2度以上修学しないこと
- オーストラリアの法律を守ること
- コース期間中は2週間で40時間就労することができる(ビザのクラスと就学内容により変わることも)
ワーキングホリデービザの場合保険への加入は自己責任ですが、学生ビザの場合はOSHC(Overseas Student Health Cover:海外留学生用保険)に加入することが義務づけられています。
学生ビザの申請条件の中で一番の難所「GTE」
Genuine Temporary Entrant(GTE)とは、オーストラリアでの留学の目的をまとめたエッセイのような書類です。
オーストラリアでの留学目的、留学中に何を勉強するのか、学んだ内容が帰国した後の将来のキャリアにどのようにつながるのかということを記載します。
近年の学生ビザの申請の際にはこちらの内容や重視されており、学生ビザが降りない原因として、GTEが不適切だったというケースも少なくありません。
また、ここに記載した内容が今後永住権を目指す上で大きく関わってくることもあるため、移住を視野に入れている人はプロへ相談の上記入するようにしましょう。
学生ビザの申請費用
申請費用は2021年11月30日現在のものです。変更される可能性がありますので、各自申請前にご確認ください。
申請場所 | 申請方法 | 支払い方法 | 費用 |
---|---|---|---|
日本国内 | eVisa | クレジットカードのみ | 630豪ドル ※2021年11月30日現在 |
オーストラリア国内 | eVisa | ||
移民局へ持込み | クレジットカード、小切手、EFTPOS |
学生ビザの申請に必要なもの
どんなものを用意したら申請できる?
申請する前に以下のものを揃えておこう!
- パスポート
- 入学許可番号(COE)
- OSHC
- クレジットカード
- メールアドレス
- 学生ビザ申請用紙(Form157A)
- 健康診断用紙(Form26)
- レントゲン診断用紙(Form160)
※日本からオンラインで申請する場合、基本的には必要ありません。
オーストラリアの学生ビザの申請方法についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、実際に申請をされる方はこちらをご覧ください▼▼
オーストラリアの学生ビザの仕組みやルール
オーストラリアの学生ビザの基本的なルールや仕組みについて見ていきましょう。
学生ビザの種類
2016年の7月までは7種類に分かれていた学生ビザが学生ビザ(subclass 500)もしくは学生ガーディアンビザ(subclass 590)の2種類に統合されました。
- 学生ビザ(subclass 500)
オーストラリアの教育機関にて3ヶ月以上就学を希望する場合 - 学生ガーディアンビザ(subclass 590)
18歳未満の学生ビザ申請者・保持者の保護者、または親族(21歳以上)がオーストラリアで保護者として学生と滞在するためのビザです。
有効期間
学生ビザは、コースのコース期間 + 1~2ヶ月ほどのの滞在が認められます。
コース期間 | 学生ビザの有効期限 |
---|---|
10ヶ月以下 | コース期間+コース終了日から1ヶ月間 |
10ヶ月以上 | コース期間 + コース終了日から2ヶ月間(※コース終了日が、11月~12月の場合、通常3月15日まで有効のビザが発行されます) |
就労条件
学生ビザには扶養家族も含めて就労許可が付与されます。
カテゴリ | 就労条件 |
---|---|
学生ビザ申請者 | コース期間中は2週間で40時間までの就労が可能です。その他、コース期間中の学校が認めた休暇期間などは無制限の就労可能です。ただし、コース開始前の就労はできません。 |
同行する扶養家族 | 2週間で40時間までの就労が可能です。ただし、修士号(コースワーク)に在学している学生ビザ保持者の扶養家族、修士号(リサーチ)、もしくは博士号に在学している学生ビザ保持者の扶養家族、Aus AidもしくはDefenseにスポンサーされ、修士号・博士号に在学しているための学生ビザ保持者の扶養家族は、無制限の就労ができます。ただし、コース開始前の就労はできません。 |
学生ビザの付帯条件
学生ビザには付帯条件というものがあり、4桁の数字によって表記されています。
付帯条件はImmi Accountで確認することができます。
番号 | 条件 |
---|---|
8105 | 最高で週あたり20時間(2週間あたり40時間)までの労働が可能。また、授業がない期間については無限に労働することが認められる。もし20時間以上労働したことが発覚した場合、ビザは無効となります。 |
8202 | 各学期において80%以上の出席率及び、十分な学業成績を維持すること。 |
8501 | OSHCに加入していること。 |
8516 | 同ビザ所持する間は、取得に関する全ての条件を満たさなければならない。 |
8517 | 義務教育が必要な年齢の子供を扶養家族として、3ヶ月以上オーストラリアに滞在させる場合、適切な学校手配をしなければならない。 |
8532 | もしあなたが18歳未満の場合、両親、または両親が選んだガーディアン(保護者)、または21歳以上の親戚と滞在しな ければならない。また、滞在先等は、自身が通学する教育機関に認可されたものでなければならない。 |
8533 | オーストラリア到着後1週間以内に、学校へ連絡すること。転居時も同様に、1週間以内に、学校へ連絡すること。 |
8534 | 以下のビザを除いて、オーストラリア国内で他のビザを取得できません
|
8535 | 以下のビザを除いて、オーストラリア国内で他のビザを取得できません
|
8534や8535が付帯された場合、オーストラリア国内で他のビザ取得が困難となります。
TPS(授業料の支払いシステム)
TPS(Tuition Protection Service)とは語学学校から不正に多大な金額を請求されないように、授業料の支払い方法について制限した制度です。
基本的に語学学校は25週間以上の申し込みに対し、入学時には授業料の50%までしか受け取ってはいけません。よって、25週以上のコースをお申し込みの方は、分割での支払いになります。詳細な規定は各学校やコースにより異なりますので、詳しくはお問い合わせください。
転校や延長での学生ビザの切り替えについて
オーストラリアの学生ビザ取得後、転校を希望する際は、基本的に以下の条件を満たす場合のみ認められ、移民局へ転校の申請書類を提出する必要があります。
- 12ヶ月以上のコースに入学後、就学期間が12ヶ月以上経過している場合
- 学校側の方針により、予定のコースが開講しない、学校自体が閉鎖される場合
12ヶ月未満のコースに入学後、学生ビザ期間中の転校については、特別な理由が無い限り認められませんが、場合によっては学校側の編入許可書をもとに、転校できることがあります。
また延長を希望する際には基本的に以下の条件を満たす場合のみ認められます。
- それまでに通っていた学校の出席率が80%を超える
- 問題無くコースを修了している事
※一部大学等での延長は異なります。
また、滞在先の証明書や滞在資金証明なども必要となる場合があります。
ビザの延長についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので合わせて見てみてください▼▼
まとめ
オーストラリアの学生ビザ制度について色々わかったよ!
学生ビザの申請基準は年々厳しさを増しているので申請する際にはなるべく専門家へ相談するようにしましょう!
学生ビザの申請は毎年ルールが変更され、厳しくなってきているため慎重に申請しましょう。
学校への申し込みはエージェントを使った方が費用も変わらず、専門的なサポートを受けられるためおすすめです。
エージェントは必ず複数社比較して、良い会社を選択するようにしましょう。
学生ビザを申請する方法徹底ガイドはこちらで紹介させて頂いております▼▼
オーストラリアへ行くために必要な準備は全てこちらの記事で紹介させて頂いております▼▼