オーストラリアの治安って結局どうなの?
比較的いい方だけど、安全に過ごすためにも危険な場所には近づかないようにしたいね!
日本に住んでいると「海外=日本より危ない」といったイメージを持っている人も少なくないと思います。
Global peace index世界各国の平和指数を計測しているWEBサイトがあり、2018年版のランキングでは日本が10位、オーストラリアが12位となっています。
平和指数をみるとオーストラリアは日本と変わりないレベルで治安が良い国と言えますね。
しかし、オーストラリア内で実際に犯罪に巻き込まれる日本人もいます。
在オーストラリア日本国大使館が作成している安全の手引きでは、
「日本国内とは取り巻く環境が異なることを念頭に置きましょう。」と記載があるように、
オーストラリアでは文化、習慣、生息している生物などの環境そのものが日本とは大きく異なります。
「日本の治安や文化感覚ではなく、現地の感覚で生活すること」
この心構えが犯罪や危険に巻き込まれない上で一番大切になります。
・オーストラリアの治安について
・オーストラリアでよくある犯罪や危険
・各都市と危険地域や特徴について
自分の身は自分自身で守るしかありません。
しっかりとした情報を事前に身に着けた上でオーストラリアへ行くようにしましょう。
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オーストラリアの治安の傾向について
オーストラリアは移民国家で毎年多くの移民が訪れています。
白人主義だといわれていますが、近年では中国人の移民が爆増しており、国民の30%~40%はアジア人だといわれています。
オーストラリアの気候・治安の良さなどからアジア圏のお金持ち達が流れ込んできているため、アジア人の比率が上がってきています。
この背景から物価・土地の値段が上がり、最低賃金や家賃が高くなっているんですね。
こういった流れから従来の低所得者(治安水準を下げる人たち)は中心地からどんどん郊外へ追いやらている傾向があります。
中心地付近にあった歌舞伎町のような繁華街がいつの間にかお金持ちたちの手によって開発され治安の良いベッドタウンになっていることも多く、
ネットに流れている数年前の治安情報はアテにならないことも少なくありません。
常に最新の情報を手に入れることを意識して、生活の仕方に気を付けるようにしましょう。
オーストラリアの治安に関する日本政府の見解
以下、外務省の海外安全ホームページからの引用です。
オーストラリアは比較的治安の良い国と思われがちですが,日本と比較すると犯罪が多く発生しています。特に近年は,麻薬に関連した犯罪(例えば,麻薬購入に必要な金銭目的の犯罪や麻薬中毒者による暴力犯罪等)が増加傾向にあるので,慎重な行動が求められます。
日本人旅行者にはオーストラリアでの自然体験を目的とする方が少なくありませんが,そのような旅行者が現地の事情を知らなかったために事故に遭う事例が見られます。また,オーストラリアの人々は,自然と動物をとても大切にしており,保護の対象となっている昆虫や爬虫類等を軽い気持ちでオーストラリア国外に持ち出そうとして罪に問われる事例も報告されています。そのような事態を避けるためには,現地事情についての十分な知識と準備が必要です。
オーストラリアで気を付けるべき犯罪・危険
外務省のホームページにもありましたが、日本とは異なる文化・環境による危険が多くあります。
それでは事前に知っておくことで危険を回避することができます。
オーストラリアでよくある犯罪・危険
・盗難、スキミング
・強盗、暴行、性犯罪
・薬物
・動物による危険
・ホームレスの絡み
それでは早速見ていきましょう。
盗難・スキミング
オーストラリアではひったくりなどの犯罪はあまりないですが、置き引きやスキミングの被害は多数報告されています。
・荷物は自分の目の届く範囲で管理する
・カードを使用する際には十分に注意する
この2点を守れば被害に遭う確率を限りなくゼロへ近づけることができます。
オーストラリアのカードスキミングの手口や予防策についてはこちらの記事で詳しく紹介しています▼▼
強盗、暴行、性犯罪
強盗、暴行については治安の悪い地域に行かない限りなかなかありません。
しかし、日本人がよく巻き込まれるケースがあるのは「性犯罪」です。
オーストラリア人の白人男性たちから日本人女性たちはしばしば「ファーストフード」「ジャパ二ージー」などと呼ばれることがあります。
直訳すると「カンタンに性行為に及べる」ということですね。
実際にオーストラリアへ行くと白人男性のレディーファーストな立ち振舞いに魅力を感じてしまう日本人女性は少なくありません。
詳しい事情などを女性目線で面白く紹介されているブログはこちら
以上の記事はあくまでも同意の元での話ですが、
1番気を付けなければならないのは「自分が同意していない性行為」です。
パブやバーなどの飲み屋でドリンクに薬物を混入されてお持ち帰りされてしまう。
無理やり車に乗せられて性行為に及ばれてしまう。
などの被害は実際にあります。
対策としては
・初めましての人と飲む際は自分のドリンクを目の届く範囲で管理する
・夜道をなるべく一人で歩かない
以上に気を付けて生活するようにしましょう。
薬物
オーストラリアは日本に比べると大麻(マリファナ)に関わる機会が多いです。
日本ではなかなか目にかかることはありませんが、オーストラリアでは街中を歩いているだけでマリファナを燻す匂いがすることもあります。
マリファナ自体にはそこまで害はないのですが、マリファナの流通が日本より盛んなため、他の違法ドラッグも流通しています。
違法ドラッグでハイになっている人に道端で絡まれることが稀にあるので気を付けましょう。
動物による危険
オーストラリアへ行った際に、その大自然に触れることも少なくありません。
しかし、オーストラリアは日本と生態系も大きく異なるため、さまざまな危険があります。
セアカゴケグモ
日本でも最近話題の害虫です。
持っている毒での攻撃を仕掛けてきます。
セアカゴケグモ(背赤後家蜘蛛、Latrodectus hasseltii)は、ヒメグモ科に分類される有毒の小型のクモの一種。和名は、「背中の赤いゴケグモ」の意味。本来日本国内には生息していなかったが、1995年に大阪府で発見されて以降、その他いくつかの地域でも見つかった外来種である。
Wikipedia参照
セアカゴケグモの対策についての動画はこちら▼▼
海洋生物
オーストラリアといえば綺麗なビーチですが、毎年数件のシャークアタックが発生します。
世界のサメ事故件数も2012年から連続で1位を記録しています。
●シャークアタック対策
・出血してしまった場合、速やかに陸へ上がりましょう。
・河口付近での遊泳、サーフィンはリスクが高いので避けましょう。
・早朝と夕方はサメの活動が活発な時間帯です。
他にもサメ以上に恐ろしい生物が存在しています。
1分ほどの動画でまとめてみたのでご覧ください▼▼
ホームレスの絡み
オーストラリアはホームレスでも巷で人気のホームレスでは年収500万円を物乞いで稼ぎます。
そういったビジネスホームレスはあまり害はないのですが、たまに迷惑なホームレスがいるのも事実です。
歩いていると「コインくれ!」と物乞いをするホームレス。
昼間から酒を飲み、マリファナをキメるホームレス。
外で大声で「F〇ckin ~」とキレながら喧嘩してるホームレス。
などなど、様々なホームレスが存在しています。
遠目に見て、危なそうだなと感じる人がいたらそっと距離を取るのがおすすめです。
アボリジニ
オーストラリアの原住民であるアボリジニは街中の至るところで会うことができます。
もちろん良いアボリジニも多いのですが、中には気性が粗い人もいます。
そもそもの文化が異なるため難しい部分もありますが、遠目に見て危なそうだなと感じたらそっと距離を置くとトラブル回避につながります。
アボリジニについて詳しく知りたい人はこちらの記事もおすすめです▼▼
オーストラリアの危険なエリアについて
日本にも大阪府のあいりん地区や新宿の歌舞伎町など危険だといわれている地域があるように、オーストラリアにも危険な地域があります。
まず、日本と一番大きな違いは地区によって住んでいる文化、人種、所得が大きく変わることです。
中国人が多く住んでいる地域はまるで中国のようですし、インド人が多い地域、イタリア人が多い地域など様々です。
また、地域によって走っている車の車種や新しさも変わってきます。
そういった面で基本的に危険とされる傾向はこちらになります。
・空港付近の地域は比較的危険
・中心地はいろいろな人が集まるため時に危険
空港は騒音などの被害があるため、中心地からそんなに遠くない、文句の出にくい地域に作られがちです。
結果治安の悪い地域の付近に作られるんですね。
それでも危険な地域について詳しく知りたい人は多いと思うので
各州の危険といわれている地域を紹介していきます。
シドニー
シドニーで一般的に治安が悪いとされている地域は、シドニー中心地から西側と南側全般、レッドファーン地区、キングスクロス地区と言われています。
しかし、キングスクロスでは近年お金持ちたちによる土地の買収が相次いでおり、治安が大きく改善されました。
今までキングスクロスで生活をしていた人たちはレッドファーンやアレクサンドリアという西南側の地区へ追いやられました。
メルボルン
メルボルンは郊外の北側、西側が比較的に治安が良くないです。
特にSt Albansは最も殺人事件の発生率が高いことで有名です。
メルボルンの中心部もその他主要都市と比較すると犯罪率が高めです。
シドニーと比べると飲酒の規制が緩いため、アルコール関連のトラブルは少なくありません。
また、テロの危険性も高いエリアなので、総領事館などの通達には注意を払いましょう。
ブリスベン
ブリスベンはシドニー、メルボルンと比べると有名な危険地域などはありません。
強いて言えば中心部と、ローガン地区の治安があまりよくありません。
QLD州警察の統計によれば、ブリスベンの中心部の殺人や強盗などの犯罪発生率はQLD州平均の約4倍との報告があります。
特に夜間は発生率が高いので、深夜の徘徊にはくれぐれも気を付けましょう。
ゴールドコースト
都市圏と比べると危険犯罪発生率は低いですが、夜の公園やパブやバーなどの飲み屋で男性が女性の飲み物に薬物を混入させる被害などがあります。
ゴールドコーストで女性1人では近づかない、深夜前には帰るなどしっかりと対応しましょう。
パース
パース近郊では中心部のパース市街、西のフリーマントル地区、アーマデール地区のエリアが犯罪率が多いようです。
特にアボリジニとの遭遇による被害がほかの都市よりも多いので、近づかないようにしましょう。
オーストラリアの治安まとめ
自分の身を守れるのは自分だけです。避けられる危険は避けて、安全で充実したオーストラリア生活を過ごしましょう。
オーストラリアは「日本」ではありません。
海外であるという認識をもって生活するようにしましょう。
オーストラリアの交通機関についてはこちらの記事を参照
オーストラリアのタクシーの乗り方や英語フレーズについてはこちらの記事▼▼
オーストラリアのバスの乗り方や経路検索アプリなどについてはこちらの記事▼▼
オーストラリアの電車の乗り方や経路検索アプリなどについてはこちらの記事▼▼