オーストラリア

【オーストラリアのタックスリターンで損してない?】節税・徹底ガイド2019年版

柴犬くん
柴犬くん
タックスリターンって何?お金が戻ってくるワン?
知恵袋先生
知恵袋先生
名前から”お金が返ってくる”と思われがちなんですよね…オーストラリアのタックスリターンについて紹介していきますね。

オーストラリアで留学やワーキングホリデー(ワーホリ)をしていると「タックスリターン」という言葉を聞いたことがあると思います。

「ぶっちゃけタックスリターンってなに?」

「タックスリターンの申請ってどうやってやるの?」

「お金は返ってくるの?」

といった質問は留学知恵袋ラインへも届けられます。

結論から言うと、「タックスリターン」だからと言って必ずお金が返ってくる(リターン)する訳ではありません。

人によっては返ってくることもあれば、追加で徴収されてしまうこともあります。

この記事では2019年のオーストラリアのタックスリターンについて紹介していきます。

  • オーストラリアのタックスリターンについて
  • タックスリターンをお得にやる方法

それでは早速みていきましょう。

タックスリターンの経費計上についてはこちらの記事も見てみてください▼▼

【オーストラリアのタックスリターン】経費計上で損してませんか?経費計上項目2019年版オーストラリアのタックスリターンの経費について、ファーム、マッサージセラピストなど業種別に紹介しています。...

タックスリターンとは

「タックスリターン(tax return)」は日本でいう確定申告のことです。

アルバイトやファームなどでオーストラリアで1ドルでも収入を得た全ての人に必要な手続きです。

収入に応じてオーストラリア政府に収める所得税の金額を計算する手続きを指します。

毎年、期限内に手続きを済ませないとペナルティーが発生することもあるため要注意。

普段働いていると源泉徴収として毎月の給料から所得税が差し引かれていると思いますが、その金額に差額がある場合はお金が返ってきたり、逆に追加で徴収されることがあります。

※現金手渡しで給料をもらっている場合は、その企業の会計方法によって変わってくるため、オーナーへ確認するか、会計士の専門家へ確認してみましょう。

タックスリターンの方法

日本の場合、確定申告は勤務先の会社が自動的にやってくれているケースが多いのですが、オーストラリアのタックスリターンは全て個人による手続きが必要です。

オーストラリア国民だけでなく、留学生、ワーホリメーカーなどの一時滞在者にも一律で義務となっています。

ただし、手続きは税理士や会計士などの専門家による代行業者(タックスエージェント)に有料で依頼することも可能です。

自分でやる場合、全て税務局のWEBサイトでオンラインで手続きが可能ですが、英語にあまり自身のない人にはハードルが高いです。

初めてのタックスリターンは会計士にお願いする方法が現実的です。

会計士の手数料の相場は60〜120ドル程度ですが、自分の収入と源泉徴収額(事前に徴収済みの所得税額)が多かったケースでは1000ドル以上の金額が戻ってくるといったこともあるので、まずは会計士に相談してみましょう。

なお、会計士にお願いした場合でも源泉徴収額などによっては過払い分の税金が戻ってくるばかりではなく、追徴課税の支払いが必要となるケースもあるので注意してください。

タックスリターンの対象者

オーストラリア国内で1ドルでも収入があれば、タックスリターンの対象者です。所得税の税率はオーストラリア税務署(ATO)のウェブサイトから確認できますが、居住者かどうかなどの区分によって異なります。

  • 居住者(resident)
    1つの国内住所に6カ月以上居住している人。
  • 外国居住者(foreign residents)
    6カ月未満の学生ビザで滞在している人も含まれます。
  • ワーキングホリデービザでの滞在者(working holiday maker)
    ワーホリの人は居住者かどうかに関係なく専用の税率が適用され、通称バックパッカー税とも呼ばれています。

ワーキングホリデーの税率

オーストラリアの税率はビザの種類、所得額によって変わります。

ワーキングホリデービザ保持者の税率は2016年11月28日にバックパッカー税の法案が可決し、年間の収入が18,200オーストラリアドル(約154万円)までであれば税金を払う必要がありませんでした。

2016年以前の情報の場合、税率が異なるため注意してください。

所得 課税率/課税額
$0 – $37,000 15%
$37,001 – $90,000 $5,550($37,000への課税額)
+$37,001を超えた金額に32.5%
$90,001 – $180,000 $22,775($90,000への課税額)
+$90,001を超えた金額に32.5%
$180,001 and over $56,075($180,000への課税額)
+$180,001を超えた金額に32.5%

オーストラリア税務局WEBサイト参照

合計所得が$40,000だった場合
$37,000分の所得→15%の税率
残り$3,000分の所得→32.5%の税率

※所得全額に対して同じ税率で課税される訳ではありません。

タックスリターンはいつまでに手続きする?

タックスリターンの手続きをする前に、まず知っておかなくてはいけないのがオーストラリアの会計年度の期間です。

日本は3月31日を境として会計年度が変わりますが、オーストラリアの場合は71日〜翌年の630日が会計年度になります。

この期間に得た収入のタックスリターンを、年度終わりの71日〜1031日までの間に申告する必要があります。

この時期を過ぎると罰金などが発生することがあるため、期日は必ず守りましょう。

なお、「年度の途中でオーストラリアから出国し年度内には戻らない」という予定の人は、年度終わりでなくても先に申告が可能なので、タックスエージェントに相談するのがベターです。

タックスリターンで申告するもの

タックスリターンの際に申告する収入は、以下の通りです。

  1.  国内勤務先からの給与収入
  2.  銀行預金の利子
  3.  海外での収入

※海外での収入とは、一時帰国の際のアルバイトの収入などのこと。オーストラリア入国前の日本での収入はこれに含まれません。

居住者か、非居住者かどうかによって変わりますが、これは申告してみるまで分からないのでこのあたりの知識のある税理士へお願いした方が無難です。

タックスリターンで準備するもの

タックスリターンの際に必要なものは大きく分けて2つあります。これらの書類がどうしても揃わない場合は、タックスエージェントに相談してみましょう。

  1. ペイメントサマリー(payment summery)
  2. ペイスリップ(pay slip)
  3. 経費の領収書・レシート・その他収入の書類

主に必要なものはこの3つですが、タックスリターン手続きの際はパスポート番号や自分のタックスファイルナンバー、自分の銀行口座情報なども記入するので、手元に用意しておきましょう。

ペイメントサマリー(payment summery)

オーストラリア国内の勤務先の会社からもらう、年間の給与総額などが記された書類で、グループサーティフィケートと呼ばれることもあります。

タックスリターンを行う際に必ず必要な書類でした!

しかし、2020年からペイメントサマリーは廃止予定です。

今年のタックスリターンは少し複雑で、従業員20名以上の会社で働いた人へは発行されていなかったりと、ある人とない人がいます。

ペイメントサマリーを受け取る場合、たいていの場合はメールで届きますが、郵送のケースもあります。

タックスリターンの対象となる期間(7/1〜翌年6/30)に複数の会社で働いていた場合、複数の会社全てにもらえるかどうか確認を行いましょう。

雇用主は、7月14日までにPAYG Payment Summaryを発行する義務があるので、その期限を過ぎても配布されていない場合は急いで雇用主に問い合わせましょう!

従業員20名以上の会社やそうでない場合も今年からPAYGがもらえない場合があります。その場合は何も持たずに税理士のところへ行きましょう。

ペイスリップ(pay slip)

勤務先から、給与の支払いごとに渡される給与明細のことです。

タックスリターンの際に、上述のペイメントサマリーがあればペイスリップは必ずしも必要ではありません。

しかし、申告手続き後に「ペイスリップの提出を」と求められる場合もあるので、必ず保管しておきましょう!

経費の領収書・レシート・その他収入の書類

仕事に関連した必要経費や、銀行からの利息収入などです。

ここはタックスリターンにおいて大きな節約ポイントになるのと同時に自分で申請する際に難しいポイントにもなります。

もちろん申請したもの全てが認められるわけではなく、タックスリターンが複雑になる部分になるため、自信がない場合はタックスエージェントへ相談しましょう。

タックスリターン完了までにかかる期間

タックスエージェントを利用した場合、申告してからATOでの手続き完了の通知が来るまでに、スムーズに進んでも早くて2週間程度かかります。

特に7月中は混み合うため、時間がかかることが多いようです。

ATOから追加書類の提出などを求められた場合は、更に時間を要することもあります。

複数の職場で働いたケースなどではこういったことがあるようです。

なお、当記事の内容は2019年現在の情報に基づいて作成されていますので、詳しくはATOのウェブサイトを確認してください。

タックスリターンでの節税術

ここでは主にワーキングホリデーをされている方に向けて、タックスリターン時の基本的な節税術をご紹介します。

タックスエージェントを使って節税!

留学知恵袋の中でも口コミが良く、おすすめしているタックスリターンのサービスは「EZY TAX ONLINE」です。

日本人利用率No1で手数料も日本語対応しているサービスの中では最安値です。

節税に役に立つだけでなく、わかりにくいタックスリターンの手続きが日本語で簡単に行うことができるので見てみてください。

仕事関連の経費を申請

仕事で必要な経費を申請することにより、節税することができます。

代表的なのがファームなどの仕事で購入した備品や道具、IT関連の職の人のパソコンなどです。

しかし、多めに経費を申告したり、認められない経費を申告してしまうと領収書の提出や税金を追加徴収されることもあるので注意が必要です。

タックスリターンの経費についてはこちらの記事も見てみてください▼▼

【オーストラリアのタックスリターン】経費計上で損してませんか?経費計上項目2019年版オーストラリアのタックスリターンの経費について、ファーム、マッサージセラピストなど業種別に紹介しています。...

メディケア税の免除

メディケア税(Medicare Levy)はオーストラリアの国民健康保険として払う税金のことです。

オーストラリア永住者は、国の負担により病院での診察を無料で受けるかわりに、タックスリターン時にメディケア税を納めなければなりません。

しかし、ワーキングホリデービザなどの一時的なビザを保有している方は、メディケアに加入することができないためメディケア税が免除されます。

ワーキングホリデーのメディケア税免除については、国税局のページにも以下のように記載されています。

Most working holiday makers are foreign resident taxpayers. Foreign resident taxpayers do not pay the Medicare levy.
(ほとんどのワーホリメイカーは外国籍の納税者である。外国籍の納税者はメディケア税を支払う必要がない。)

参照:オーストラリア国税局 “Working holiday makers”

まとめ

柴犬くん
柴犬くん
なるほど!早速タックスリターンしてみるワン!
知恵袋先生
知恵袋先生
タックスリターンはオーストラリアで収入があった場合、必ず申告しなければなりません。賢く節税してお得にタックスリターンしましょう。
  • タックスリターンは収入を得た人が全員しなければならない
  • お金が返ってくるとは限らない
  • 日本語対応サービスの「EZY TAX ONLINE」がおすすめ