お金が足りなくてお母さんに送金してもらいたいんだけどどうやったらいいんだろう?
そんな時は!トランスファーワイズ!!
オーストラリアで生活をしていく上で欠かせない、日本円とオーストラリアドルの両替。
安い手数料と簡単な手続きで海外送金ができる、注目のオンライン・サービス「トランスファーワイズ(TransferWise)」をご存知でしょうか。
留学や旅行での現金の海外への持ち出しは制限がある上、日本と外国の銀行間では送金手数料が高く、クレジットカードの海外キャッシングは便利ですが為替手数料が上乗せされるなど、これまで資金の移動にはコストの悩みがつきものでした。
しかしトランスファーワイズは圧倒的に低いコストと良いレートで日本から海外へ、または海外から日本への送金が可能です。
トランスファーワイズの手軽さの理由と、実際の利用方法を紹介していきます。
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トランスファーワイズとは?
トランスファーワイズは外貨を送金したい人同士をマッチングする仕組みで海外送金できるサービスです。
従来の方法で日本の銀行口座に入っている日本円を、留学先の国で作った現地通貨の銀行口座に直接送金する場合、リアルタイムのレートではなく銀行側が設定したスプレッド(差額手数料)が上乗せされた金額となるのがマイナス要素でした。
また、一般的な日本の銀行だと一度の海外送金につき4,000〜5,000円の手数料がかかってしまいます。
この手数料には送金手数料、為替手数料、中継銀行手数料などが含まれていますが、こうしたコストの無駄をできるだけ抑えるために以下のような仕組みを作りだしました。
例えば、日本にいるAさんが1万円をアメリカの自分の口座に送りたい場合、トランスファーワイズに送金申し込みの手続きをすると「アメリカから日本へ同額の送金をしたい人」を探してくれるのです。
するとアメリカにいてその条件を満たすBさんがマッチングされ、トランスファーワイズはAさんから預かった日本円をBさんの日本の銀行口座へ、そしてBさんから預かった米ドルをAさんのアメリカの銀行口座に移します。
これにより国と国をまたぐ送金を行うことなく、結果的にAさん・Bさん共に希望額の送金が可能になっています。
つまり、資金の国際移動がなく中継銀行も不要であることから高額な銀行手数料が発生しないため、トランスファーワイズは以下のような安価な手数料だけで送金が可能です。
送金元→送金先 | 手数料 |
日本→オーストラリア | 90円 + 送金額の0.60% |
日本→ニュージーランド | 120円 + 送金額の0.60% |
日本→フィリピン | 330円 + 送金額の0.60% |
日本→アメリカ | 100円 + 送金額の0.55% |
※2018年現在の手数料。詳細はウェブサイトで確認を。
例えば日本からオーストラリアへ10万円をトランスファーワイズで送金する場合、手数料は690円(90円+100,000円×0.60%)。銀行間の直接送金をするより数千円も節約することが可能です。
トランスファーワイズを利用可能な国・地域
非常に画期的で便利なサービスですが、トランスファーワイズは現在、世界の約40の国・地域間のみでの送金に対応している状態です。
利用に際しては、公式サイトの送金可能なエリアの一覧を確認してみてください。
留学生に人気の渡航先ではヨーロッパやアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、フィリピンなどで利用可能ですが、アジア諸国では利用できない国もまだ多くあります。
ただ、サービスの利便性から利用者は増加中で急成長しているサービスであることから、今後、利用可能なエリアがさらに拡大する可能性もあると考えられます。
トランスファーワイズの登録&利用手順
では実際に、トランスファーワイズを使って海外送金を行う手順を解説します。
利用方法は非常にシンプルで簡単ですが、まずサービスへの登録前に、公式サイトの利用の注意点を読み以下の6つのポイントを押さえておきましょう。
- トランスファーワイズ利用者の登録名義と、送金元の銀行口座名義が同一のみ利用可。
- 送金申し込み手続き後、自分の銀行口座からトランスファーワイズの銀行口座へ振り込みを行う(自動引落は不可)。
- 本人確認書類の提出が必要(オンラインで可)。日本から送金する場合、本人確認書類の住所が日本国内である必要がある。
- 必ず正確な情報を入力すること。イニシャルやニックネームでの利用は不可。
- 手続きはオンラインで完結。現金や小切手での入金は不可。
- 受取人口座は、受取通貨国内のみ可(例:豪ドルでの受け取りならオーストラリア国内口座のみ)。
上記の条件を満たしていれば、誰でもトランスファーワイズを利用可能です。
日本からの送金を希望する場合は、日本国内にいる間に登録だけ済ませておく必要があります。手順は以下の通りです。
①まず公式サイトのトップページから「口座を開設する」に進み、Eメールアドレスなどを入力してトランスファーワイズのサービス利用口座を作ります(これは銀行口座ではありません)。ウェブサイトは日本語での操作に対応しています。
②利用口座を作る過程で、本人確認書類の提出が求められますので、指定の書類をカメラで撮影し、画像データをアップロードしましょう。
③本人確認書類の確認が完了すると、トランスファーワイズから郵送で「PINコード」が記載された手紙が届きます。この郵送先は本人確認書類と同一の住所となり、手紙を受け取ったらウェブサイトにログインし、PINコードを入力することで送金機能がアクティベートされます。
④「送金する」を押して、送金申し込み手続きを開始。送金先は外国にある自分の銀行口座、または家族の口座などでもOKです。金額や送金先を確認したら、日本の自分の銀行口座からトランスファーワイズの銀行口座に振り込みを済ませます。
「送金申し込み」から「銀行口座へ振り込み」までを48時間以内に済ませると、その間に為替レートの変動があったとしてもトランスファーワイズは最初の表示金額での送金を保証してくれるそうです。
送金に何日かかる?
銀行間の直接送金だと、手続きから実際の入金完了までに数日かかることが多いですが、いつ完了するかが分からないことがほとんどです。
しかしトランスファーワイズは申し込み時点で「着金予想」の日程を知らせてくれるため、すぐに銀行振り込みを済ませればほぼその通りの予定で進みます。
留学知恵袋スタッフが平日(年末年始などを除く)にトランスファーワイズで「日本円→豪ドル」の送金(数万円)を試したところ、翌日には入金が完了していました。
ただしマッチング・サービスであるためタイミングや金額によって3〜10日ほどかかるのが通常で、一方、利用者の多い通貨なら即日で完了するケースもあるようです。
また、登録、送金申し込み、入金確認、送金開始など、1つのステップが実行されるたびにメールで連絡してくれるので銀行送金より安心感があり、書類の本人確認だけでなく郵便で住所確認も行うという点や、ウェブサイトのセキュリティーについてもしっかりしている印象でした。
その後、手数料の値下げのお知らせなどもありサービスも充実しています。
海外で急に現金が必要な場合はクレジットカードでのキャッシングが最速の方法ですが、数日の余裕がある場合は銀行送金より手数料の安いトランスファーワイズがお得といえるのではないでしょうか。
まとめ
トランスファーワイズは、日本から留学先や旅行先へ生活資金などを送金するだけでなく、留学先での口座残高を日本へ送金する際にも使えます。
留学やワーキングホリデーなどでまとまった金額を送金する可能性がある人は、日本を出国する前に無料登録だけ済ませておくと安心です。