渡航後にやること

【オーストラリアでファーム】必要なもちものと探し方、セカンドビザについて

オーストラリでワーキングホリデーのセカンドビザ取得に必須の、地方での季節労働。

働くファーム(農園)を探したら、まずは気になるのが給与の金額、そして職場やアコモデーション(宿泊先)の環境です。

ビザのためとはいえ、効率良くお金を稼いで貯め、楽しく過ごすために、最低限の情報を仕入れ、準備をしてから出発しましょう。

ファームへ行く前に用意しておくと便利な、農作業お役立ちグッズも紹介していきます。

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気になる給与はいくら?

ファームの仕事の給与体系には大きく分けて、時給制と歩合制の2種類があります。

いずれも合法な給与体系で、「1時間で◯ドル」という時給制に対し、作業量ごとに賃金が決められているのが歩合制です。

歩合制の例として、作物のピッキング(収穫)の仕事なら「1キロ当たり◯セント」「1ケースで◯ドル」、パッキング(梱包)の仕事なら「1パックで◯セント」などと表され、1日8時間働いたとしても働く人の能力によって稼げる金額が変わってきます。

時給制、歩合制、いずれの場合も、作物の種類やシーズンによっても金額が異なります。

というのも、作物がたくさん採れる「旬」の時期にはスーパーマーケットでの販売価格も下がるため、それに合わせて収穫や梱包にかかる人件費も削減されるからです。

一例として、イチゴの収穫初期はピッキング1キロ当たり80セント〜1ドル程度であることが多いですが、ハイシーズンと呼ばれる旬の時期には同50〜60セント程度まで下がることも珍しくありません。

ただし、単価の高い時期は仕事量が少なく週300〜600ドル程度の収入ですが、ハイシーズンには仕事量が増えるため総じて稼ぎやすくなり、人によっては週1000ドルを超えることもあると言われています。

時給の場合は20ドル前後が相場ですが、シーズンの短い仕事も多く、競争率も激しいようです。

ファームでの住まいは?

ファームのある地域に移動する際、仕事だけでなく住まいの確保も必ずしておかなくてはなりません。農場があるエリアでの住居の形態は、大きく分けて以下の3つに分けられます。

  1. シェアハウス
    都会でもおなじみの住居形態で、ファームの経営者がシェアハウスを持っている場合も多いため、そこを契約してしまうのが一番簡単です。ファームの敷地内にシェアハウスがある場合、ファームステイと呼ぶこともあるようです。
  2. バックパッカーズ
    「バッパー」の略称でも親しまれる、相部屋が多い宿。ホテルなどに比べると格安ですが、シェアハウスよりは高く、環境もそこまで暮らしやすくはないことが多いです。
  3. キャラバンパーク
    キャンプ場のような施設で、キャラバンと呼ばれる移動車両を固定したものを並べて宿としているところ。炊事場やシャワーなどは共有で、別料金の場合もあります。

バックパッカーズやキャラバンパークが全く無い地域もあるため、現地に行ってから泊まる場所がないという事態を避け、事前に必ずアコモデーションを確保していきましょう。

シェアハウスの場合でも、家によってシーツや布団を自前で用意しなくてはいけないこともあるので、入居の問い合わせ時に確認しておくのが良さそうです。地方とはいえ、シェアハウスが少ない地域では相部屋で週100ドル程度〜の家賃が相場です。

ファームの必需品とは?

ファームがあるエリアは都会から離れた不便な場所であることが多く、買い物に毎日行けるとは限りません。そのため、都市部を出発する際に事前に用意しておいた方が良い装備がいくつかあります。

  1. 長靴
    Kマートなどで売られている雨の日のための長靴を、必ず1足は用意していきましょう。ファームでの仕事は泥やぬかるみの中を歩くことも多く、また、パッキングなどの屋内作業の際にも汚れてもいい作業用の靴として便利です。
  2. 寝袋
    ファームのシェアハウスにはベッドがあっても布団がないことが多いため、寝袋は必須です。農村部は都市部より劇的に寒いこともあるので、秋・冬用の寝袋を調達しておきましょう。Kマートなどで売られています。
  3. レインコート(上下)
    雨の中でも収穫作業をすることがあるため、動きやすい上下組の雨がっぱが必要になります。簡易的な薄いビニール製のものは仕事中に破れることが多いので、しっかりしたものを用意しておくと後悔が少ないはずです。
  4. 帽子
    紫外線の強い野外での作業では帽子が必須。熱中症になって働けなくならないよう、必ずつばのある帽子を用意しましょう。
  5. タオル
    汗を拭うだけでなく、首に巻いて日焼け防止にも役立ちます。洗い替えとして数枚あると便利です。
  6. 日焼け止め
    UV対策は肌の日焼けだけでなく、皮膚ガンなどの予防のために欠かせません。肌が露出している部分は季節を問わずしっかり日焼け止めを塗りましょう。
  7. ウィンドブレーカー
    都市部より寒暖の差が激しい農村部では、日中は真夏日でも朝晩は凍えるように寒い、ということもあります。脱ぎ着ができて濡れても乾きやすい上着があると役立ちます。

この他、作業の際に着る汚れてもいい服も数着は持っていきましょう。

ファームでの作業期間が終了する時に捨てていけるものだと、帰りに荷物を減らすことができます。また、農作業中も貴重品を身につけておけるよう、ボディバッグウェストポーチなどを用意しておくと安心です。

ファームでかかるコストは?

働きに行くとはいえ、必要な装備や移動などに最低限の初期費用がかかることを覚えておきましょう。

これらはしっかり働けば回収できるものなので、心配はいりません。

またシェアハウスやキャラバンパークに住む場合は、最初に前家賃2〜4週間分に加え、ボンド(敷金)を1〜2週間分(問題なければ退去時に戻ってきます)を支払う必要があります。

お金のことに限らず、初めてのファーム生活を開始する前に、経験者に相談して不安要素を取り除いておいてくださいね。

セカンドビザの細かいルールや決まり

オーストラリアのワーホリ・セカンドビザの申請は、政府が定める対象者に限定されます。

  • ビザ申請時点で18歳以上、31歳未満
  • 子供と一緒の滞在ではない人
  • ワーホリ指定国のパスポートを持っている人

これに加え、以下が必要条件となります。

  • 政府が指定する地域で季節労働に最低3カ月(88日間)従事する
  • 雇用主から、仕事に従事したことを証明するサインを専用フォームにもらっている

つまり、セカンドビザの最低条件をクリアしており、かつ政府に認められたファームに88日以上従事することがセカンドビザを取得するために大切な条件となります。

ファームの仕事の種類

セカンドビザのための季節労働というと、野菜や果物の摘み取り作業(ピッキング)や仕分け(ソーティング)、箱詰め(パッキング)、苗の植え付け(プランティング)、枝切り(カッティング)などが代表的ですが、農業の他にも以下のような職種があります。

・農業(農作物の栽培や収穫、家畜の世話)
・漁業、真珠貝養殖
・林業(植林、伐採、木材輸送など)
・炭鉱業(石炭、ガス、鉱物の採掘など)
・建設業(住宅、ビル建設、土地開発など)

セカンドビザ指定地域とは

オーストラリア政府は元々、国の主要産業である農業など第一次産業の現場での人手不足を解決するためにワーホリのセカンドビザ制度を2005年に開始しました。

とはいえ、指定外の地域での仕事はセカンドビザ申請の対象にならないので注意が必要です。

セカンドビザ用の指定地域は郵便番号(ポストコード)ごとに決められており、サインをもらうための専用フォームの3ページ目に掲載されている郵便番号リストから確認できます。

ちなみにこの1263フォームは、セカンドビザ取得希望者全員が必ずプリントして使うもの。

仕事先のファームにプリンタやネット環境が整っているとは限りませんので、ファームへ行く前に予備も含めて何部か印刷しておきましょう。

行き先の地域の絞り方

セカンドビザのための仕事の中で、最も見つかりやすいのはやはりファームでの農作業です。

農業は自然が相手の仕事なので、季節や気候によって仕事がある時期とない時期があることを覚えておいてください。

野菜や果物がたくさん収穫できる旬の時期にはピッキングやパッキングの仕事がありますが、その直後は農閑期で仕事がなく、しかし収穫前の時期にはプランティングやカッティングの仕事がある場合も。

その「旬」を知るための必須アイテムが『ハーベストガイド』です。

政府の農業地域情報サイト「ハーベストトレイル」で毎年無料でリリースされているデータ(PDF、Wordファイル)で、誰でも自由にダウンロードできます。

「オーストラリアでセカンドビザを取ろう」と決めたら、このハーベストガイドを必ずダウンロードしておいてください。

このハーベストガイドには、地域ごとに主に商業栽培している作物の種類と、その仕事がある時期が記載されています。

実際にページを開いてみると、ニューサウスウェールズ州(NSW)のオレンジという地方では、主にリンゴ、サクランボ、ブドウを栽培しており、ここでブドウの仕事があるのは2〜4月と6〜8月だと分かります。

ただ、その年の天候などで多少前後することもあると覚えておきましょう。

働き手が必要な農家を探すには?

実際に労働者を雇用して給料を払ってくれるのは個々のファームです。

そのため、求人情報を探し、ファームのスタッフや仲介者の連絡先をゲットして、直接コンタクトを取る必要があります。

具体的には、以下のような求人情報の探し方があります。

インターネットで探す場合、農家個人が出している求人と、仲介業者があっせんしている求人があります。

  • ハーベストトレイルの農業求人ページから探す
    ⇒農家個人が出している求人が比較的多いです。
  • 日本語情報サイトのクラシファイド(掲示板)から探す
    JamsTV日豪プレスチアーズ他。
  • 留学エージェントに聞いてみる
    ⇒旬の求人情報や、実際に行っている日本人からの情報が入手できることもあります。
  • 大手農業会社に直接連絡する
    コスタグループラグビーファームなどは国内のファームをたくさん持っています。
  • スーパーで旬の商品のラベルに記載された農家の電話番号に直接連絡する
    ⇒運が良ければ人事担当者の連絡先を教えてくれるかもしれません。
  • 友達から口コミ情報を得る
    ⇒実際にファームに行っている友達からの生の情報が一番役立ちます。
  • 現地まで行き、車でファームを回って直接交渉
    ⇒運が良ければその場で仕事開始となるので、働ける服装で行きましょう。

稼げる作物、人気の作物は?

どれくらい稼げるかは、ファームの規模やその年の気候だけでなく、作物の種類によっても異なるといわれています。

バナナ、ブドウ、ブルーベリーやラズベリーは比較的稼ぎやすいと言われる反面、倍率が高いことでも知られ、数ヶ月前から現地入りをしてファームのウェイティング・リストに名前を書いてひたすら待機する人もいるというほどです。

もし確実なコネがあるなら良さそうですね。

ただしバナナのピッキングは体への負担が大きい重労働としても有名で、ズッキーニやブロッコリー、イチゴなどは向き・不向きが大きいので、自分に合っていればまとまった金額が稼げます。

日に焼けたくない人や重い物を持つことが極端に苦手な人には、パッキングなどのシェッドワーク(屋内作業)が人気です。

手先が器用で慣れてさえしまえば、稼ぎやすいケースが多いようです。

まとめ

しっかりと事前情報を収集してファームへ行きましょう!

セカンドビザのために88日働くこと、お金を稼ぐこと、農村での仕事や暮らしを体験すること、新たな友達を作ることなど、自分の目的の優先順位をハッキリさせておくことを忘れずに、ファーム生活を楽しんでくださいね。

  • セカンド取得には88日間の労働が必要
  • 作物、季節により稼ぎや仕事の手に入れやすさが違う
  • パッキングなどの屋内作業もある