スキミング被害にあわないようにするにはどうしたらいい?
カードスキミングは実際に被害にあっている留学・ワーホリの渡航者も多いんだよね。この記事で対策をしていこう!
オーストラリアは比較的治安が良く、スリやひったくりの被害はそこまで多くありません。そんな中、よく聞く犯罪行為の被害として挙げられるカードのスキミング。カードをスキミングされてしまうと不正利用されたり、中のお金を抜き取られたりしてしまいます。しかし、これらは事前の対策でしっかり予防することができます。
この記事はオーストラリアNSW州の警察官から実際に指導を受けた内容を日本語で紹介しています。
手口、予防策に加え、実際に被害に遭った際の対処方法を紹介していきます。
カードのスキミングの手口
・スキミングの予防策
・オーストラリアでスキミング被害に遭った際の対処方法
それでは早速見ていきましょう。
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スキミングってなに?
この犯罪行為の手法は、そのカードの磁気に記録されている各種データ(会員番号や口座番号など)を、カード情報を読み取る機能を持ったスキマー(スキミングマシンとも言う)という装置により盗み取ることである。
カードの磁気データを読み取り、そのデータを不正利用する犯罪行為のことですね。
オーストラリアでも社会問題となっており、銀行会社のカードのセキュリティ技術向上と犯罪者の技術向上のイタチごっこ状態が続いています。
スキミングの被害に遭わないために
・古い・人目につかない場所のATMの利用はNG
・目の届かないところでのカード利用は避ける
・スキミング防止ケースにカードを入れる
・銀行口座を分けておく
ではスキミングの被害を避けるためにはどうしたら良いのでしょうか?
スキミングのよくある手口と合わせて紹介します。
古い・人目につかない場所のATMの利用はNG
参照元サイト:https://www.gizmodo.com.au/2014/09/the-terrifying-evolution-of-atm-skimmers/
スキミングの手口で一番ポピュラーなのはATMそのものに細工をする手口です。
古い機種や少し人目につきにくいATMに仕込まれていることがあります。
しかし、街中の一見一通りの多そうな場所でも夜中は人目につかず、仕掛けられていることも。
なるべく、銀行に併設されたATMか銀行の窓口でお金をおろすようにしましょう。
目の届かないところでのカード利用は避ける
続いてよくある被害場所はタクシーの車内やお店での支払いです。
お店ぐるみでやっている場合は避けようがありませんが、よくある手口として従業員が個人的にスキミングするケースです。
例えばレストランなどでカードを店員に預けて支払いをしてもらうことがありますが、預かっている間にやられることがあります。
なるべく自分の目の届く範囲でカードを利用するようにしましょう。
また、タクシーの場合は機械そのものに細工が施されている可能性が高いです。
タクシーでは現金で支払う、あるいはUber(ウーバー)を利用することで被害を避けることができます。
オーストラリアのUber(ウーバー)の使い方はこちらで紹介しています。
スキミング防止ケースにカードを入れる
スキミングには機械に細工を施す接触型と電磁波と飛ばしてスキミングする非接触型の手口があります。
非接触型の場合は交通機関のICカードなども反応するため、接触型に比べて被害は少ないですが、アマゾンなどで売られているスキミング防止ケースと呼ばれているものに入れておけば安心です。
銀行口座を分けておく
ANZやNABなどのオーストラリアの銀行では1つの会社で口座を複数持つことができます。
普段使う口座には最低限入金し、直接引き落とせない口座に残りのお金を移しておきましょう。
もし被害にあった際に全財産を持って行かれずに済みます。
また、スキミング被害に遭った際にクレジットカードを持っておくと衣食住に困らずにトラブルに対応することができます。
スキミング被害に遭ってしまった場合の対処法
対策していたのにスキミングされちゃってるよ~
まずは落ち着いてこの手順で対処しよう。
どんなに気をつけていてもスキミングされてしまうことはあります。
スキミングされたお金は不正利用が証明されれば基本的に返ってくるそうです。
※こちらはあくまで一般論ですので、実際に被害に遭われた方は銀行及び警察の指示に従うようお願いいたします。
銀行へ連絡して口座を止める
スキミングの被害に遭った際に、複数回に分けておろすなど不審な利用方法でお金を抜かれるため、銀行側で口座を停止する場合が多いです。
その場合、「不正利用が確認されたため、口座を一時的に停止しています。この番号に電話してね」
といったメッセージorメールが届きます。
そのまま電話か、英語に自信がない人は最寄りの銀行まで行きましょう。
そこで実際に盗まれた履歴や銀行から来たメッセージを見せて説明しましょう。
この時点で不正利用が証明されれば数週間後にお金が返ってきます。
最寄りの警察署へ行く
銀行側で不正利用を証明できなかった場合、警察署に行くように説明されます。
銀行側から紹介状のようなものを渡されることもあれば、口頭で説明が必要なケースもあるそうです。
警察と話す際に緊張からうまく説明できないこともあるので、被害を英語でカンタンに説明できるように準備をしていくと安心です。
カードの履歴を見ると引き出されたATMの地域や住所を特定できる場合があります。
その地域のATMの防犯カメラから使用時刻にお金をおろしている人物を特定して本人ではない証明ができればお金は返ってきます。
返ってこないケースも…?
もし返ってこなかった…
という方、いらっしゃいましたら、今後渡航する人たちのために情報提供いただけますと幸いです。
まとめ
・カードの利用方法に注意する
・スキミングされたら速やかに対応する
・不正利用されたことを証明する