オーストラリアは世界で1番最低賃金が高いと言われています。
オーストラリアの最低時給は正確には2019年8月現在で24.36ドル。
日本円80円換算で1948.8円という驚異的な最低賃金額ですがこれはカジュアルという条件の人の最低時給で、ワーホリや留学の合間にバイトをする場合、この雇用条件に当てはまることが多いです。
ちなみにパートタイムという条件の最低賃金は19.49ドル。
オーストラリアでは雇用形態、場所、職種、年齢により最低賃金額が変わってきます。
オーストラリアの最低賃金はオーストラリア政府のサイトこちらに記述されています。
しかし、実際にはカジュアルの条件でパートタイム時給で働かされることや、最低賃金以下の給料の違法労働などが実際には少なくありません。
この記事ではオーストラリアの最低賃金事情と、違法労働などのトラブルの問い合わせ方法などを紹介していきます。
・オーストラリアの最新の最低賃金事情
・フェアワークへの問い合わせ方法
それでは早速みていきましょう!
オーストラリアでの仕事事情やワーホリ留学で働ける職種についてはこちらの記事で紹介しています▼▼
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雇用形態、働く場所、職種、年齢により最低賃金は違う
オーストラリアでは以下の条件で最低賃金が変わってきます。
・雇用形態
・働く場所(州)
・職種
・年齢
1つずつ見ていきましょう。
オーストラリアの雇用形態の種類による違い
まず、オーストラリアには3つの雇用形態があります。
- フルタイム(Full-time)
- パートタイム(Part-time)
- カジュアル(Casual)
フルタイムは日本でいう正社員のようなものです。
パートタイムはフルタイムの条件から勤務時間の保証が無くなります。
カジュアルはパートタイムよりもさらに保証がなく、有給休暇もなければ、次の日に突然解雇される恐れもあります。
その代わりに収入が安定しないため、フルタイム、パートタイムよりも25%高く設定されています。
それぞれの違いを大まかに表にまとめたものがこちらです▼▼
雇用形態 | フルタイム | パートタイム | カジュアル |
---|---|---|---|
最低時給 | 19.49ドル | 19.49ドル | 24.36ドル |
勤務時間の保証 | 38時間以上 | なし | なし |
事前通告なしの解雇 | なし | なし | あり |
有給休暇 | あり | あり | なし |
基本的に、ワーホリはカジュアルでの契約になることが多いです。
パートタイム契約の場合は有給休暇などをしっかりもらうことができます。
働く場所(州)や職種、年齢による違い
上で紹介しているのはあくまでもオーストラリア全地域での最低賃金額になります。
オーストラリア政府が提供している最低賃金計算サイトで職種、働く場所を入れることで正確な最低賃金額を調べることが可能です。
サイトへ行き計算しようとする「Do you know your award?」という質問があります。
例えばレストランのキッチンを補助するキッチンハンドの場合、
職種はHospitality Industry (General) Award 2010 (MA000009)に分類されます。
ほとんどの人が自分自身のAwardが何か把握していないと思うので、まずはAwardを確認しましょう。
その後、質問に答えていくと場所や年齢、詳しい内容について聞かれて正確な最低賃金を計算することが可能です。
最低時給は働く場所、職種、年齢(21歳未満)の場合、変動します。自分の働いている職種、条件の最低時給を確認しておきましょう。
最低時給よりさらに低い!違法労働の実態
時給12ドル…?最低時給より低くない?
オーストラリアでは最低賃金以下の給与で働かせる違法労働問題が少なくともあります。
最近はオーストラリア政府の取り締まりも強化されてきており、最低賃金以下のお店は減りつつありますが、まだまだ存在しています。
なぜ、違法労働がまかり通っているのかというと、安く働いて欲しいお店側と安くても働きたい働き手側の需要と供給が一致してしまっているからなんです。
こういったお店で働いた場合でも、オーストラリアの税務局へ駆け込むことでお店は正しい給料を支払う必要が出てくるのですが、せっかくのワーホリ留学の1年をそんな揉め事に使うのは勿体無いですよね。
1番は違法賃金のお店で働く必要がないような英語力とスキルを身に着けることです。
オーストラリアで良い仕事に就くための仕事の探し方についてはこちらの記事を見てみてください▼▼
違法労働の通報、フェアワークの使い方
フェアワークとはオーストラリアで働く労働者を守るための連邦政府下の機関です。
雇用主と雇用者の関係を平等にするための機関で、仕事関連のトラブルなどを相談することができます。
フェアワークに摘発され、多額の違約金を支払った違法賃金労働の会社は少なくなく、現地のニュースでもしばしば目にします。
フェアワークへ問い合わせをする方法
フェアワークは直接フェアワークオフィスへ行くか、オンラインで問い合わせをするかの2択があります。
オンラインの場合は対応に時間がかかることがあるので、急ぎの場合はオフィスへ行くことをおすすめします。
その際に事前に準備しておいた方が良いものは以下です。
●事前に準備しておいた方が良いもの
- 会社名
- ABN (会社の個人番号)
- 会社の代表者名
- 代表者の電話番号(会社の電話番号)
- 何が起こったのか具体的な内容
- 自分自身の個人情報(ビザの書類や銀行情報など)
ABNはこちらのサイトから調べることができます。
フェアワークに相談する前に解決するのがベスト
フェアワークへ相談しに行くと「雇用主としっかり話し合いはしましたか?」と聞かれますが、フェアワークへ駆け込む前に一度雇用主とよく話し合いましょう。
雇用主側も大ごとにしたくないので、フェアワークの話をすると穏便に済ませてくれますし、そもそも雇用主側のミスで故意がない場合もあります。
また、フェアワークへ行くと場合によっては裁判などになることもあり、この場合多大な時間と労力、弁護士費用などが必要になります。
せっかくのオーストラリア生活を会社と戦うことで終えることになるため、示談で済ませられる場合は示談で済ませましょう。
個人的に雇用主と戦った話で参考になり、かつ面白った記事を紹介させていただきます。
※このケースは飲食店側がかなり悪質なので戦った方が良いケースですね
https://genalyn.com/australia/ausworkingholiday/7502
まとめ
どうしても違法賃金での労働をする場合は、しっかり認識した上で働きましょう!1番は自分自身の英語力を研鑽してこういった会社とは無縁のオーストラリア生活を送ることですね!
・オーストラリアの最低賃金はよく変更される
・違法賃金の会社は通報する前に雇用主と話し合いなるべく穏便に済ませましょう
違法労働をしなくても良いように、日本にいるうちに英語の基礎力を上げておきましょう。
出発前に英語力を高めるならオンライン英会話がおすすめです▼▼
https://ryugaku-chiebukuro.com/chiebukuro/rarejob/1番最強でコスパが良いのはフィリピン留学を経由してから行くパターンです▼▼
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