Barで働いたらRSAとかいう資格を取ってきてって言われちゃった。。なにそれ?
RSAはオーストラリアでお酒を取り扱うための資格だよ。簡単に取れる方法を紹介するね
オーストラリアの飲食店で働く際にお酒を取り扱う場合、必ずと言っていいほど必要なライセンスのRSA。
RSAは「Responsible Service of Alcohol」(責任のあるアルコールの提供)の略で、カフェ、レストラン、バーを含むほとんどの飲食店で働く際の必須条件となっています。
RSAを持っていない人が飲食店でアルコールを提供した場合、高額な罰金や禁固刑になることがあります。そのため、面接を受ける際にRSAを持っているか、またはこれから取得できるかが重要な判断基準になります。
この記事では、そんなRSAの概要、種類から取り方までを紹介していきます。
・RSAの取得方法について
RSAを取得した後の仕事探し以外にも、家探しや在留届の提出など、しなければならないことが沢山あります。焦らないように事前にやるべきことを知っておきましょう。
オーストラリアに到着したあとにやるべきことや手続きについてはこちらの記事で詳しく紹介しています▼▼▼
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RSAって何?
オーストラリア国内のお酒を扱う飲食店などに働く場合、必ず取らなければいけない資格です。
バーテンダーや飲食店のウェイトレスだけでなく、キッチンで働く人も必要になってくるので、オーストラリアの飲食店で働こうと思っている人は絶対に取得しておきましょう。
- バーテンダー
- 酒屋
- お酒を扱う飲食店の店員
- クラブのスタッフ
- キャバクラやガールズバーのスタッフ
万が一、RSAを所持せずに上記のお店で働くと5,500ドルもの罰金を請求される場合もあります。
面接などでもRSAを持っているかどうかが採用の基準になります。オーストラリアのワーキングホリデーまたは学生ビザを持っている人は、早めにRSAを取っておきましょう。
飲食店を含め、オーストラリアの仕事事情や、オーストラリア全土の最低給料などは仕事を選ぶ前に知っておくことで、より良い仕事に出会えます。
オーストラリアで働くための仕事・就職ガイドはこちら▼▼▼
RSAは州ごとに異なる資格
RSAは、オーストラリア全国で共通の資格というわけではなく、州ごとに異なる資格です
なので、一つの州でRSAを取得しても、別の州に移動した場合、所持しているRSAでは働けない場合があります。
そう言った場合は、州ごとにRSAを取る必要があります。
しかし、ケアンズ、ブリズベン、ゴールドコーストなどがあるQueensland州、アデレードがあるSouth Australia州、パースのあるWestern Australia州、そしてNorthern Territory 州では同一の資格で働くことができます。
・クイーンズランド州(QLD)
・サウスオーストラリア州(SA)
・ウエスタンオーストラリア州(WA)
・ノーザンテリトリー州(NT)
つまり、ケアンズ(QLD州)でRSAを取得した場合は、アデレード(SA州)でまた新たにRSAを取得する必要がありません。
しかし、シドニーのあるNew South Wales州やメルボルンのあるVictoria州では、それぞれ独自のRSA資格が定められています。
- ニューサウスウェールズ州(NSW)
- ビクトリア州(VIC)
例えば、シドニー(NSW州)でRSAを取得した場合はメルボルン(VIC州)では同じRSAは使えないので、VIC州のRSAを取らなければいけないです。
RSAを授業を受講して手に入れる
RSAを取得する流れを紹介するよ!
バーで働くために頑張るぞ!
ほとんどの資格学校で行われるのは、6時間程度の講習を受講し、1日RSAが取得できるコースです。
授業は講義+筆記試験という形になっていて、受講料は100ドル前後のものが多いです。
コースの厳しさは学校によって様々なので、ネットの評価などを見て易しい学校をサーチして受講してみるといいかもしれません。
RSAを取得する前に、USIという学生番号をオンラインで取得する必要があります。無料で出来て10分もかからずに申請出来るので、余裕を持って事前に取りましょう。
USIの取得方法についてはこちらをご覧ください▼▼▼
RSAを授業に出て取得するメリット・デメリット
・直接教えてもらえる
・合格率が高い
授業では先生が直接RSAについて教えてくれるので、分からないところは聞いて確認することが出来ることも大きなメリットになります。また、試験に出るところは強調して教えてくれるので試験に受かりやすいです。
授業後のテストではノートを見返すことが出来たり、優しい先生であれば教えてくれる場合があるので合格率が高いです。(※全ての授業がそうなわけではありません)
・教室に行かなければいけない
・不合格の場合、もう一度お金を払わなければいけない
デメリットとしては、授業がもちろん英語で進んでいくのでかなり英語に慣れていて、リスニングも問題なく聞き取れる人でないと、先生が話している内容が分からなくなってしまうことです。
また、教室が遠いと交通機関などを使用して行かなければならないので、電車やバスに慣れておく必要があります。
そして、授業を受講する場合は合格率が高いことが多いですが、もしテストに不合格の場合またお金を払ってテストを受けなければいけないので気をつけましょう。
オーストラリアの交通機関は日本と同じくバスや電車があります。メルボルンなどではそれに加えてトラムという路面電車なども走っているので、各交通機関で使用できるICカードの使い方を学んでおきましょう。
オーストラリア各州のICカードの使い方はこちら▼▼▼
シドニーの場合
- 受講…コースを受講する
- 仮免許を取得…仮免許をもらう
- 正式な免許に変換…サービスセンターで正式なRSAをもらう
NSW州のある資格学校で実際にRSAコースを受講しライセンスを取得したスタッフの話では、試験用紙に回答を書き込みながら授業を進めてくれる形式で、その日の受講者は全員合格だったそうです。
授業での取得は、講習終了後の手続きが重要です。試験が終わるとその場で採点され、合否が決まります。合格者にはメールでRSA仮取得証が送られます。
しかし、これで安心してはいけません。
これはあくまでも仮の証明書(Interim Certificate)であり、正式なライセンスを取得するには、写真付きの証明カードを発行しなければいけないのです。
具体的な流れは、写真撮影のできるサービスセンターに行き、上記のInterim Certificateをハードコピーでプリントアウトして持っていき、手続きをおこないます。
お近くのサービスセンターを探すにはこちら▼▼▼
RSA仮取得証の他に、身分証明書を持って行く必要があります。
各証明書にはポイントがついており、合計が100ポイントとなるように複数の身分証明書を持って行く必要があります。
パスポート | 70ポイント |
---|---|
写真付学生証 | 25ポイント |
銀行口座残高証明書 | 25ポイント |
デビットカード | 25ポイント |
クレジットカード等 | 25ポイント |
手続きが終わると、3週間程度で写真付きカードが届きます。カードを手に入れたら、記載情報に間違いがないか確認したのち、大事に保管しましょう。
飲食店の面接やアルバイト先から提示を求められた際に、このカードを持っていくようにしましょう。
メルボルンの場合
- 受講…コースを受講する
- 試験…テストを受ける
- 受け取り…後日証明書を受け取る
「RSA Melbourne」と検索して出てきたサイトから受講の予約を入れましょう。
ネット上で支払いを済ませるため、クレジットカードなどの情報入力が必要になります。教室があるオフィスでも支払うことが出来ますが、オンラインで事前に支払う方が安いことがあるので事前払いをオススメします。
テストの内容は選択問題20問で70%以上正解すればRSAを取得出来ます。
メルボルンの場合はテストを受けてから約3日後に結果がわかるため、テストを受けたオフィスに再訪して取得証明書を受け取るか、登録した住所にRSA取得証明書が送られます。
VIC州のRSAの取得は結果が出るのに時間がかかるため、焦らないように余裕を持ってRSAを取るようにしましょう。
RSAをオンラインで手に入れる
Queensland州、South Australia州、Western Australia州、Northern Territory州は、オンライン講習が可能です。
「RSA Online (州名)」を入れて検索すると、RSAをオンラインで取得出来るサイトがいくつか出てくるので、その中から選んで決めましょう。
RSAを取得する前に、USIという学生番号をオンラインで取得する必要があります。無料で出来て10分もかからずに申請出来るので、余裕を持って事前に取りましょう。
USIの取得方法についてはこちらをご覧ください▼▼▼
RSAをオンラインで取得するメリット・デメリット
・自分のペースで学習可能
・インターネットあればどこでも受講OK
オンラインで取得する最大のメリットは自分のペースで勉強をして試験も受けられることです。
そして、インターネットが繋がる環境であればカフェやレストランなど、どこでも受講出来るので、まとまった休みが取れない人などはオンラインでのRSA取得がオススメです。
・自分の力で合格しなければいけない
・英語を調べながらやると時間がかかる
・分からない時に聞ける人がいない
ここで気をつけておきたいのは、全て自分の力で試験を受けなければいけないことです。
自分のペースで進められるからこそ、RSAを取得するまでに時間がかかってしまうことも。
また、英語力もある程度ないと内容を理解するのが大変です。なるべく早くRSAを取得したい人や、英語に自信がない人はオンラインではなく、授業を受けに行きましょう。
一般的なオンラインRSA講座
受講料も50ドル前後で、資格学校での講習と比べて格安となっています。オンラインで英語の説明を読んだ後、選択式の試験問題に合格すると、RSAが発行されます。
試験の中にはオーディオテストまたはビデオテストがあります。
これは「もし酔っ払った客が来店した時に、どのようなセリフで対応するか」などを採点されるために行われます。つまり、店員になりきりそのお客さんへの対応をオーディオまたはビデオに収める必要があるのです。
周りの音が入ってしまうと、審査員が正しく聞き取れなくなってしまうので、試験を行う際は自分の家など静かなスペースで行うようにしましょう。
コース修了後にメールが届き、修了証が添付で送られてきます。オンライン受講の場合は資格学校のコースと違い、カードを発行する必要がなく、この修了証が証明書類となります。
したがって、この修了証をプリントアウトして、雇用主に提出しましょう。
英語力に自信のない方は、説明の読解に時間がかかるので、資格学校のコースの方が帰って短時間で済むかもしれません。
RSAの取得の体験談を紹介しているブログ
実際にオーストラリアでワーキングホリデーをしている、していた人で今後ワーホリへ行く人のためにブログを書いている人は大勢います。
今回はその中でもRSAを取得する経験談を書いていたブログを紹介します。
オーストラリアでワーホリ経験のある人のブログを沢山知りたい人はこちら▼▼▼
1. TRAVEL AROUND
フィリピンの大学で英語を勉強していたり、オーストラリアでワーキングホリデーをしていたり、東南アジアを中心にひとり旅をしたりと経験豊富なとらびったーさんのブログです。
タスマニアでのチェリーピッキングについてや、シドニーの情報など為になる記事がたくさんあるのでぜひご覧ください。
TRAVEL AROUNDのRSA体験談ブログはこちら▼▼▼
オンラインでRSAの資格を取得しよう!【ニューサウスウェールズ州】
2. アラサーメルボルンりゅうがく
社会人を辞めてオーストラリアで学生ビザからの切り替えでワーキングホリデーをしているうーちゃんさんのブログ。
カフェに詳しく、未経験ながらもバリスタになられた逸材です。彼女のTwitterではメルボルンのおしゃれなカフェの写真や情報がたくさん載っているので気になる人はぜひフォローしてみてくださいね。
アラサーメルボルンりゅうがくのRSA体験ブログはこちら▼▼▼
オーストラリアの飲食店で仕事を探す前に…RSAをゲットしよう!
3. フレンの家
高校を卒業してから語学留学をしていて、今はオーストラリアでワーキングホリデー中のフレンさん。
サイトがとても見やすく、分かりやすい情報が多いので、ワーキングホリデーのことをあまり知らない人やオーストラリアの情報を知りたい人はぜひ読んでみましょう!
フレンの家のRSA体験ブログはこちら▼▼▼
まとめ
これでお酒を扱う仕事ができる!
お酒を扱う仕事はお客様や職場での英語のコミュニケーションの回数も多いの生きた英語を学ぶことができるね!
・英語に自信のない人はコース受講する
・英語に自信のある人はオンライン受講でOK
・英語が苦手な人は受講がカンタンな所を探す
自分に最適な方法を選んで、RSAを取得して働きながら生きた英語を学びましょう。
RSAが取得出来たら次は仕事探しです。仕事の探し方や面接のコツを知っておけば、より良い職場に採用されるかもしれません。
オーストラリアで良い仕事に就くための面接のコツはこちら▼▼▼
●仕事関連のお役立ち情報